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漫画「違国日記」7巻 ネタバレあり感想

・読んだ~~~めちゃくちゃ面白かった…。

・「これを15年間続けた姉は立派だ」で泣きそうになってしまった…。
目頭を押さえて天を仰いだ…。

こんな地味な一コマでこんなに感情が吹きすさぶことある!?

漫画全編に言えることだけど、ほぼ生活の地味の漫画なのに、ここまで訴えかけてくるのすごい。
それを読者も受け取って、売れてるのもすごい。

・「これを15年間続けた姉は立派だ」にグッときてしまったのは、なんでだろう。
呪いが解けていく様だからか、お互いに許していくからか、愛が育まれているからか。

ただ、このセリフはもしかして自分に言い聞かせるために言っているのかもな、とも思った。

・朝の「両親像」が変わるのも良かった。
「両親が軽音を薦めている」という描写は、朝の親に槙生も加わったからではないか。

・今回は父親もフューチャーされる。

朝が「父が私のこと愛してたのか聞きたい」というのにぎょっとする。

これは「ずっと親友やんないとダメじゃん」というえみりの気持ちに近いのかもしれない。

ずっと誰か一人の他人に愛を与え続けなければならない、何があっても、
というのは、結構な脅しな気がする。

槙生ちゃんは意識的に朝に情をが移らないようにしているので、そういうのはないかもしれない。

しかし「父が私のこと愛してたのか聞きたい」というテーマ、純文学のようですね。
(あんま知らんけど)

・あとグッときたところ。
槙生ちゃんが詞の話をするのを喜ぶところ、
「人が物づくりに手を出すところが見たい」
というの、いいなあと思った。わかる。

私の友人も、私が何か作ろうとすると喜んでくれるのは、こういう感じだろうなと思う。

小説でも絵でも映像でも歌でも、そのものには、その人が出る。
作品を見るのは楽しいし、ものに魂を分け与えている様も見ていて楽しい。

・朝の歌が聴いてみたい。

・あと、大人になったえみりの描写がゾッとしてしまった。

今の槙生たちの会合を見てるととても楽しい。
大人って悪くないと思う。

でも、なんだかあの一コマで、今の朝やえみりが、あまりにコンパクトになってしまったと感じたのかもしれない。
あと単純にネタバレ!!ってなったのかもしれない。
わかんないけど「うわっ」ってなってしまった。

よく考えたら、あれは朝が遠くを想って勇気を出すところなので、そういう恐怖シーンとして描いたわけじゃないよね。

・医者志望の女の子と朝の構図もよかった。

「I witness you」、「目撃した」。

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のアンサーで描いたでしょ、と言ってる人がいてなるほどとなった。

・医者志望の女の子の憤りも、朝が叫ぶのも、若さの爆発という感じがしてすごい。

正直「ええ?叫ぶ?ここで?」と思ってしまうんだけど、誰しもが、私もきっとそうだったんだと思う。
感情の振れ幅と行動の素直さがすごいんだ。

・一度仕事で女子高に行ったことがあるけど、あれはすごかった。
私のもつカメラに南極のペンギンくらい興味津々で、それを隠さない。
輝いた目で見てくる、ピースサインをする子に
「これ、動画」と言うと、弾けたように笑う。

漫画では、よく「クールな教師」キャラが出てくるけど、彼らはクールなのではなく、
まぶしさに目を細めているだけなのだと思う。

・今思うとめちゃくちゃクールキャラみたいな佇まいだったもん、私。
ただただ、「若い………………」と立ちすくんでしまうのだ。

・は~最新刊も良かったな。
次も楽しみ。

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