図書館で「軽く読みたい」と適当なビジネス書を借りてきた。
読んでみると、わりとツッコミどころがあって面白かったので感想を書いてみます。
悪口も多いので本のタイトルなどは書きません。
「アンチこそ、鋭い指摘をする」
今でしょ!の林修さんの本で、「アンチこそ、鋭い指摘をする。残念ながらファンの人の指摘はあまり役に立たない」と書かれていた。
確かに、アンチはファンよりも客観的だ。私はこの本の著者のことを何も知らず、アンチではないけど、まったくファンではないので、少し冷静に読めた気がする。
普段読む時は、好きな著者だったり、話題の本で「なるほど!」「よくこんな考え方ができるなぁ」などとのめり込んでしまうので、新鮮な体験だった。
以下、突っ込みを書いていきます。
「趣味を全力でやることで仕事にもプラスになる」というのが主な主張の本。著者は男性。
趣味にするなら、競技人口の多いものにしよう
えええええええ。そんな趣味の選び方あるぅ!?!?!?
って思っちゃった。
「人口が多い方が素敵な人が見つかる可能性が高い」からだそうなのだけど、私は「これぞ!」と思った趣味をやった方が、気が合う人が多いと思う。
あと、のちのち仕事にした時に、人口が多い=需要があり、仕事にしやすい、というのも書いていた。
この本の中では「お金の話ばかりする人はお金にしか興味ないから付き合うな」と書いてるけど、私から言わせると「あまりに打算すぎないか?」と思ってしまう。
「ネガティブなことばかり言うやつとも付き合うな」って書いてて、これはまさしく今の私かもしれない。これはおっしゃる通り。
自己満足より他者満足のファッションをしよう
シンプルな格好を、でも形にはこだわった方がいいよ、みたいな話。
「自信がない人や、周りが見えてない人は尖がりがち」と書かれていて、イライラしてしまった。
ファッションって、それだけじゃ、ないだろーよ!と思ってしまった。
でも影響されやすいので、「髪を黒にして、ウケを狙った格好しようかな」とも思ってしまった。
でもさぁ…人って意外と派手だろうと地味だろうと、結局は中身で好きにならないか?
そして、中身を見るほどの時間がない相手に自分のことを知ってもらうには、ファッションで主張した方が早い気がする。
私は髪の色が派手だけど、それだけで
「この人はアート系が好きなんだろうな」
とわかってもらえて、話が早いと感じることがあった。私の勘違いかもしれないけど。
確かに、自己満足ばかりはよくないけど、他者満足を目指したところで意外と好かれない気がする。
いや、でもスカート履いてたら駐輪場のおじさんが優しかったりするからな。
もう少し、ファッションとは奥が深いと思うんだよな。
でも、「最大公約数に好かれよう」という視点、あまりに無かった。
そもそも、「自分を好きになってくれる人」を数で考えたことがない。
でも、アイドルや株主を集める社長とかは、そういうの考えないとダメなのかな。
腕時計は、無理しても少しいいものを身につけよう
ソレ、自己満足ファッションじゃないん?????
と思ってしまった。
腕時計は人から判断される材料になるし、いいものを身につけて、自分を鼓舞しよう!ということらしい。
…もしかして、男性と女性では、腕時計の重みが違うってこと、ある?
ロレックスを持ってる女性が、どんなファッションの時にと同じロレックスの時計をつけるかと言うと、そんなことは無い気がする。
男性の場合はファッションの幅が狭いから、時計にこだわるのもわかる気がする。
本を作るのは大変
これはおっしゃる通り。
「気が合わねー」と文句言いながら読んでるこの本も、作るのは大変だったんだろうな…。
MVを使ってる時、映画を見て「2時間も作れるなんてすごいよ…」と思ったことを思い出す。(今はすべて忘れて映画に文句を言っています)
取り入れたいと思ったこと
でも、いいなと思ったこともたくさんあった。
人に本のオススメを聞いて、その場で買うところを見せる
ちょっとあざといかもしれないけど、こういう相手が喜ぶことは積極的にしていくのがいいよね。こういうサービス精神忘れてた気がする。
お金と同じくらい時間を大事にする
ダラダラしてしまっているからな~。揶揄じゃなく、腕時計買ったら時間をより大事に思えるかな、と考えた。
チェスをしよう
チェスはいろんなデザインあってオシャレだし、競技人口が多いからヨーロッパで対戦できたりするらしい。
楽しそうだしやろうかな。
あとがき
ここまで書くと本がバレそうだな。まあいいか。
褒めたし、普通の感想になってしまった。
ビジネス書に書いてあることは大体同じだし、と本から離れていたのですが、読むと楽しい。
本を出せるくらい、ちょっと変わった人と話しているような感覚だ。
コロナ禍で新しい出会いも少ないので、本を読むのは出会いが増やせるのでよいと思う。
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